現在、幼稚園教諭や保育士が不足しているため就職はしやすいと言われていますが、やはり待遇の良い園や保育内容が魅力的な園は倍率が高く、試験内容もレベルが高いこともあります。
ちなみに私が受けた園の採用試験は以下の通りです。
〈一次試験〉
・筆記試験(国数理社英、家庭科、美術、音楽)
・小論文
・集団面接(4人ずつ)
・ピアノ(2曲)
〈二次試験〉
・実技(実際に子どもとゲーム遊びをする)
私は短大卒なんですが、当時学年に160人いた中で一番最初に就職が決定しました。
もちろん運やタイミングもあったと思いますが、元々優秀ではなかった分、自分自身でかなり努力してきました。
その体験談を交えながら、採用試験に受かる方法をお話ししたいと思います。
1. 保育や幼児教育、子どもに関するニュースに敏感になろう!
毎日ニュースでは保育や子どもに関するニュースを色々やっていますよね。
保育士の低賃金問題、待機児童問題、虐待など、まずは今どんなことが問題になっていて話題になっているのかチェックすることから始めましょう。
大体小論文は話題になっていることがテーマになることが多いですし、面接でも「◯◯問題についてどう思いますが?」と聞かれる確率は高いです。
私のときは、ちょうど赤ちゃんポストが話題になっていて小論文のテーマとして出題されました。
そして、ただ「へぇーこんなことが問題になってるんだぁ。」で終わらせないでください。
ニュースを知っているだけでは、いきなり面接で「どう思いますか?」と聞かれても答えることはなかなか難しいです。
ニュースを見たら、自分はどう思うか日頃から考えたりして、それを答えられるようにしておくと本番では焦らずに対応することができます。
2. 面接はコミュニケーションを楽しもう!
面接はその人がどんな人なのかを知るために行われます。
保育士や幼稚園教諭は子どもと接することはもちろんですが、保護者と信頼関係を築くこと、先生同士で連携をとることなどきちんと人との関わり方ができるかどうかが重視されます。
そのため、面接ではきちんと会話のキャッチボールができるコミュニケーション能力の高い人が採用される確率が高くなります。
相手の目を見て話す。他の人が話しているときもきちんと聞く。ロボットのように、模範解答を暗記して作り笑顔でスラスラ回答するのではなく、自分の考えを自分の言葉で答えることが大切です。
わからないことには「すいません。わかりません。後で調べます。」
すぐに答えられない質問には「すいません。ちょっと考える時間をください。」でもいいんです。焦らずにリラックスして答えましょう(*^^*)
ちなみに私が受けた採用試験は4人1組で行う集団面接でした。
質問内容は志望動機や長所短所、保育で大切だと思うこと、実習で大変だったことなどを聞かれました。
3. 苦手なことは、得意になるまで練習して自信をつけよう!
人間誰でも得意なこと不得意なことがありますよね。
試験内容に苦手な項目があると受けることをやめてチャンスを逃してしまったり、試験を受けても自信なさげになってしまったりします。
そうならないためには、早めに克服できるよう、何事も練習することが大切です。
私の場合、ピアノが圧倒的にダメダメで弾くのが苦手というか、楽譜を読むことが苦手でした( ; ; )
私の短大は2年生のときにステージの上でピアノを弾く発表会のようなテストがあります。
みんなが有名な曲を弾く中で、私はバイエル(ピアノの基礎練習曲)を弾きました。
多分、160人中一番簡単な曲でした。つまり160人中一番ピアノが下手だったのです(T_T)笑
それでも、私は授業でピアノを習い始めてからすぐに自分が楽譜を読みながら弾くことが苦手だと気づいたので、なんとかしようと自分の中でルールを決めました。
それは、こどものうたを月に最低一曲は弾けるようにすることです。
単純計算で2年あれば卒業する頃には24曲のレパートリーになりますよね。
マスターするまで毎日弾きます。弾かないと忘れちゃうので、マスターした曲も次の月に毎日弾くので、どんどん弾く曲が増えていきますが、サボらずに頑張った結果、マスターした曲は全て暗譜して弾けるようになりました!
他にも面接が不安だなぁ。と思ったら、色々な先生に面接練習をお願いしたりして不安が消えるまで何度も繰り返し練習します。
そうしていくうちに、どんどん自信がついて苦手なことや不安なことがなくなり、本番の試験のときには苦手意識はほとんどなくなりました。
苦手なことは努力次第で克服できます!
そのためにはまず、自分は何が苦手なのかを早いうちから知っておき、時間を有効に使いましょう。
★まとめ
色々と書きましたが、最初に書いた通り保育士や幼稚園教諭は不足しているので就職できないということはないと思います。
しかし園にもそれぞれ特色があり、相性というものもあるので不採用になることもありますが、絶対あなたを必要としてくれる所はあるので大丈夫です!
保育園や幼稚園は優秀な人を採用するとは限りません。
苦手なことがあっても、逃げずに頑張れる人、前向きに物事を考えられる人を選んでくれます。
まずは笑顔で元気に挨拶。時間を守る。「すいませんでした。」「ありがとうございます。」をきちんと言えること。
当たり前のことですが、それが何より大切です。
育児、保育、幼児教育で大事なのは環境ではなく人です。素敵な先生を目指して頑張ってくださいねo(^_-)O